和歌山みなべ　２００7年７月

青春18を利用して、南部に行ってきた。印南町切目駅から南部駅まで、熊野古道を12キロ歩いた。古道の中で唯一海岸を通る箇所もあり、猛暑をものともせずひたすら歩いた。岩代王子や千里王子など熊野街道ゆかりの王子を訪ねた。古典の教科書に載っている万葉集の歌「家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る」は、まさにこの地で歌われたものである。有間御子の無念さを思いながら、小生も歌を詠もうとしたが、激暑に歌も風化した。南高梅や目刺しなどを土産にして、ようやく駅にたどりついたが、シャツには汗で塩が白く浮いていた。

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